あなたは、「できない!」と思っていることはありますか?
それは本当に「できない」ことでしょうか?
もしかしたら、そう思い込んでいるだけかもしれません。
こんな例があります。
1954年、イギリスの陸上選手ロジャー・バニスターは、
1マイル(約1.6km)を3分59秒4で走りました。
それまで、1マイル4分を切るというのは「brick wall(れんがの壁)」と言われ、
エベレスト登頂や南極点到達よりも難しいと言われていたそうです。
ロジャー・バニスターは、トレーニングに科学的な手法を取り入れ、
ペースメーカーを伴走させる方法で、4分の壁を乗り越えました。
すると、そのわずか46日後、ライバルだった陸上選手が、
3分58秒の記録を打ち立てます。
さらに不思議なことに、1年間で37人もの選手が
4分の壁を乗り越えてしまったのです。
これはいったいなぜなんでしょうか?
これは「絶対に不可能」とあきらめていた選手たちの
信念が変わったからにほかなりません。
人間は、世の中の常識にとらわれて、
それが自分の信念であるかのように誤解してしまうんです。
多くの人が不可能だと言えば、
それを真実だと思い込んでしまいます。
その結果、実際にはそれだけの力があるにも関わらず、
全ての力を発揮することができなくなってしまいます。
しかし、誰かがその記録を実現すると、
間違った先入観が取り払われます。
不可能という信念が、可能という信念に変わり、
人々の連鎖的な行動につながっていきます。
「できない」という信念を
「できる」という信念に変える。
これだけで大抵のことは「可能」になっていきます。
まずは、あなたの信念を変えてみましょう!